象牙の塔4階2号室・改

アスペとADHDの高専生によるブログ(不定期更新)

April 18th (残課題数4)

登場人物

  • える(∪Я∃):筆者。数学科への編入学を志す北九州の高専生。最近は杉浦光夫「解析入門Ⅰ」をしている
  • 北九州高専(弊クソ高専):機械、ロボット、電気、情報、化学の各コースと専攻科を持つ、単一の学科で構成された北九州の高等専門学校
  • S先生:北九州高専の数学の先生。専門は多変数複素関数
  • コーシー列:
\displaystyle{
\forall\varepsilon>0,\exists n _ 0 \in\mathbb{N},\forall m,n\in\mathbb{N}\ s.t.m,n\geq n _ 0 \Rightarrow |a _ m - a _ n| < \varepsilon
}

が成り立つ数列(a _ n)のこと。距離空間を仮定するのが普通

  • 順序体:体でありかつ全順序集合でありかつa\leq b\Rightarrow a+c\leq b+c1>0が成り立つような集合と演算と順序関係の組

  • 完備化:例えば有理数体から実数体を得るために、有理数体におけるコーシー列それ自体による収束先全体の集合を実数体とするようなもののこと

日記

\TeXをそこそこ使っているので上の定義は大体そらで書けることに気づいた

今日も眠たい!寝落ちを狙う…としてたら記事を書きあげる前に寝てしまったので朝から更新作業の続きをしている

\mathbb{R}(t)における任意のコーシー列は収束するというやつと決着を着ける

S先生に、実数係数の有理式全体の集合\mathbb{R}(t)の中でもコーシー列となるようなものを集めた集合(順序体となる)が「任意のコーシー列は収束する」という命題を満たしているかどうかわからないから見てくれという内容のことを言い、杉浦解析の注意5の文面を見せた。その結果として、そもそもコーシー列となる数列の行き着く先を元々の集合に含めているから任意のコーシー列は収束すると言えるということ(意訳)が判った

ネットワーク応用

 今日は前回のプログラムについて説明を受けた後に、プログラムの一部の穴埋めという形で演習をした。課題について、参考文献を記載してない人は再提出を喰らっており。自分も例に漏れず

文化地理学

 今日はじゃがいものその原産地における扱いや、それから商品作物としてのじゃがいもなどを例にして、農業の生産性や集約度などの概念を学んだのと、地理的に見たじゃがいも自体に関する知識を学んだ

卒業研究

 今日は気力があったので、貸し出しPCにおけるプレ卒研のときのプログラムの移植作業を行った

 移植元がWindowsなのに対して移植先がLinuxなので仕様が若干違うが、そこはなんとかなる。ただ、プログラムの移植の際に元から抜け落ちているファイルがあるためそこをなんとか補完してやらないといけないというキツさはある

April 17th イレギュラー。疲れた

登場人物

  • える(∪Я∃):筆者。自閉スペクトラム(高機能自閉症、アスペとほぼ同じなのでアスペと言っている)とADHD持ち。北九州高専所属。数学好き
  • インチュニブ(1mg):注意力を高め、落ち着きがない等の症状を改善するADHD用の薬。薬価398.8円。血圧低下の副作用あり
  • 北九州高専(弊クソ高専):高専の4期校。機械、ロボット、電気、情報、化学の5学科と専攻科を抱えている
  • コーシー列:
\displaystyle{
\forall\varepsilon>0,\exists n _ 0\in\mathbb{N},\forall m,n\in\mathbb{N}\ s.t.\ m,n\geq n _ 0\Rightarrow  | a _ m - a _ n |  < \varepsilon
}

を満たす数列(a _ n) _ {n\in\mathbb{N}}のこと

日記

健康診断があったが、身長は残念ながら伸びないし体重は増えるし、何より健康診断自体があるというイレギュラーな日なのでいつもより疲れた。寝落ちして爆睡できるように、今日はいつもより早めに書く

健康診断

健康診断についてあまり言うことがない

献血に興味はあったものの、インチュニブを飲んで受けれるかが謎。𝕏を見る感じ、同じ薬を服用している人は断られたらしい。自分は口頭で話を聞いてから気持ち悪くなったので、インチュニブの服用の有無とは別に献血をやめることにしたが、インチュニブの有無で可否が決まるのかは聞いてみたかったと少し後悔

システム制御演習

第一週の解説と第二週の問題の配布など

第一週の解説については別に聞かなくてもいいと思ってしまったので杉浦解析における、コーシー列であるような実数係数多項式の数列について演算と大小関係を定めた順序体を完備化して得られる順序体が、「任意のコーシー列は収束する」という命題を満たすという行間を埋めようとしていた

数日前から悩んでいたもののまずもって内容が判りにくい。具体的には上記の記述におけるコーシー列というのが、前者は実数係数多項式の数列に対してのものだったのだが、後者はその数列全体の集合の同値類の数列に対してのものであると捉えられるからである

一方で、配布された第二週の問題は微分方程式を解けばいいというものだったが、これはラプラス変換なんぞ使わずとも定数変化法でも解けるくらいは簡単であった

応用数学BⅠ

確率について学んだ

排反かどうかというのは重要であるというか用語がごっちゃになりがちなので注意。個人的にコルモゴロフ性というのが関わるとさらっと言われてたのに興味

April 16th メンタルクリニックに行った

日記

 昨日の当日記にて、今日はメンクリに行くのではなくバイトの準備をすると言っていたが、メンクリに数時間かかると想定されること、及び買い出しの準備は昨日すでに終わらせてたことから今日はおよそ3年ぶりとなるメンタルクリニックに行った

メンタルクリニックに行く

 今日の進展としてメンタルクリニックに3年ぶりに行ったことがある。桃栗三年柿八年と言われるものの3年もかけた理由としては途中で勝手にサボったから行きづらかったというものが挙げられる

 一方で、私のADHDの特性上八つ当たりやフラッシュバックを起こしやすく、とくにここ数ヶ月間は起こす度にメンタルクリニックに行ってないことを後悔するようになっていった。あとは勝手に再開したインチュニブというADHDの薬を貰うということもあり、時間のある今日、前に行っていたメンタルクリニックに行った次第である

 向こうもこちらのことは意識してないはずなのだがやはり、メンタルクリニックにて数年ぶりということで問診票を書かされている間、先生がこちらに対して怒るのではないかと不安だった。ところが、待合室にいた両手ほどの人間が自分ひとりになり、やっと自分の番に数年ぶりに先生と向き合ってみて、先生は開口一番「お待たせしました。3年ぶり」と、穏やかな口調だったのが印象的であった。その後は忘却の彼方にあった細かな過去の事案を思い返しながら書いた問診票などを見ながら自身の近況について聞いてきたりと、とにかく話しやすく、また先生が優しかったことに安心感を覚えた。また、八つ当たりのトリガーだったゲームを控えていたにもかかわらず最近になりハマった数学のテストで頭グルグルになったという話からこちらの症状についても理解してくれたりだとか、あとは勝手にインチュニブを服用していたのにインチュニブの服用計画を立ててくれたりと、とにかく治療の再開はできそうだと確信が持てた。ということで今日も今日とて先生から指導してもらった通りにインチュニブ2mgを服用する

総合英語BⅠ

 ワークの答えをグループで発表した

電気磁気学B

 今日はアンペールの法則及びその導出を学んだ

 アンペールの法則というのは\displaystyle{\oint _ {\partial S} \mathbf{H}\cdot d\mathbf{l} = \iint _S\mathbf{j}\cdot d\mathbf{S} = I}という関係である(小文字の黒板太字を\TeX で打つ方法がなくて悩んだ、時間返せ)

情報技術概論

 今日はシフト演算とかブール代数、確率や組み合わせとか順列を習った

 確率のうち、特にベイズの定理が複雑だがあれは条件付き確率がわかっていたらP(A\cap B)=P(B\cap A)ということで導出できる

April 15th 高専機構はクソ/AHP/XAMPP

日記

 昨日、5時間しかまともに寝れていない弊害として眠気に襲われている(早めに切り上げたい…と思っていたものの何故か大量に書き上げる7不思議の8つ目)

 明日はメンクリだと思っていたものの、単発バイトの装備の準備が終わっていないので明日はそれ優先で終わらせる

プロジェクトマネジメント演習

 今日の授業はプロジェクト進行の基本ということで、プロジェクトの進め方として2通りの方法(ウォーターフォールアジャイル)を見た後に序盤、中盤、そして終盤において気をつける点をざっと見た

 話で印象的だったのが、高専機構とかいうクソみたいな学校を束ねる親玉が、統一的な成績管理システムを導入しようとして失敗したというクソみたいな話である。(人類の愚かさの発露であり、クソという言葉を用いるとクソが溢れるのでここでは省略する。)この話は2017年に遡る(当時は類人猿だった中1)。高専機構はプロジェクトとして、上の組織である文科省(クソではない)から渡された国民の税金でこのシステム(BlackBoard)を導入しようとし、わざわざ各高専の教務主任を集めて説明も行われた。しかし、どうやら各高専ごとに成績の管理方法が違うなどの理由から元号が変わっても上手く作れず、さらにそのプロジェクトの担当者も定年退職で逃げる形となり、最終的に失敗に終わったという内容である。これによりいくつかの高専が未完となったシステムの導入のため、従来の成績管理システムを破棄してしまう事態も起こってしまった。ちなみに弊高専も導入しようとしていたのは入学時に感じたBlackBoardの匂わせから何となく察していたものの、先生曰くもう少しで危なかったらしい

システム工学

 今日はAHPを学んだ

 いくつかの候補の中から目的に見合った何かを一つだけ決めるという場面を考える。この決定に際して人ごとにいくつかの様々な基準及び相対的なこれらの基準間の重要さの違いがあるが、とりあえずこれらについて目的と照らし合わせながら「主観的」に得点を割り振る(ここで、得点の総和は1であるようにしておく)。その後、それらの基準のそれぞれについて各候補がどのくらいあっているか、それぞれの基準にて先程と同じく「主観的」に得点を割り振る。最後に各候補ごとに、各基準の得点のそれぞれに対しその候補の得点を掛けたものの総和を求め、候補同士でこの総和を比較した際に最もその得点が高い候補がその目標に最もあったものだと考えるのがAHPの基本である

 ここでは「主観的」に得点を決めていたものの、これについても数学的によりよい決め方が存在する。しっかりした本に説明があるので省略

電子情報システム工学実験実習C

 今日はXAMPPを導入して、パソコン上でApacheサーバを動かした。レポートは5/6締め切り

 XAMPPはクロスプラットフォームであり、Apache,MySQL,PHP,Perlが入っている

 ただ、自分卒研でXAMPPを使うというよりかは既にプレ卒研でMAMPは使ったので、今回のこれも余裕だった

April 14th 今してた数学を語るだけ

日記

 今日も数学しかしてないという具合であり、外にも出歩いていないため語ることがない

 ここらで数学における完備化についてさっきまでしていたことを語る

 杉浦解析Ⅰより、有理数体のコーシー列となる数列全体の集合Aについて、(a _ n)+(b _ n)=(a _ n+b _ n),(a _ n)(b _ n)=(a _ nb _ n)という感じに数列同士の演算を定めて a _ n - b _ n\rightarrow 0\ (n \rightarrow 0)となる数列を同値とするAの同値類全体の集合を\mathbb{R}とできるらしい

 この杉浦解析Ⅰの文中にて、―ある順序体の完備化をこれと同じようにするとコーシーの収束条件(コーシー列なら収束する)は満たすが、アルキメデスの原理(水に浮かぶ物体には押しのけた水と同じだけの浮力が働く…ではなく任意の正の実数a,bに対して、na>bを満たす自然数nが存在するという定理)は満たさない―というのがコーシーの収束条件とアルキメデスの原理が独立していることを示す例として挙げられてはいたものの、証明が書かれていないためその証明を埋めようとしていた次第である

April 13th 何もしてない

日記

 今日はメンタルクリニックに行こうかと悩んだものの結局、使える時間が最も長い火曜日に延期させたので今日は結局数学以外何もしていない。もっとも、過去記事を見たらわかるが大体4月に入ってから1日1個は新しいことを行うと決めていた。なのて今日は疲れがドッと来たのもあり休日ということでいいと思う

April 12th 授業が頭に残らない

日記

 ADHDASDなので予定が入ったら「アラーム」をかけておく―

信号処理Ⅰ

 今日はフーリエ級数展開をした。課題あり。なおWebClassの開設の遅れのため先週の課題は出せるときに連絡なされる

 線形代数を勉強しているため、実関数全体の集合がベクトル空間を成すことを確認できた。何が嬉しいかというと基底の線形結合で表せる、すなわちフーリエ級数展開ができるということがわかる(おそらくだが)

 まあしかし先生は「数学は実用的なのがいい」、「数学は実用的なのが基本」などと言っていたので心の中のひろゆきが「それって(ry」と反応。個人的には面白ければいいと思っており、工学が実用的なのはいいがこういう数学まで主語を広げた発言は工学に囚われた発想でしかないので割と下に見ている

機械工学概論

 今日はひずみや応力などをした。フックの法則はわりかし重要そうではある。一方、基本的に実用性がわからないし数学みたいに面白みも感じないから頭に残らない。動機づけが欲しい

システム制御理論

 今日はベクトル軌跡による安定判別などをしたと思う

 復習の体でベクトル軌跡の話が進んでいたものの、なんとこれ4年の「制御理論Ⅱ」の授業で飛ばされたのが明示されるほどのところだったので頭に残っていない